出走馬の過去レース分析
◾️アヴェラーレ
前走の関屋記念は前半34.5のMペースを中団からの競馬で1着。終始インコースをロスなく走り、直線は少し進路を探しながらで追い出し遅れましたが差し切りました。2着のディヴィーナはその後府中牝馬Sで1着になってるのでメンバーレベルも弱くないです。
2走前の京王杯SCは前半34.9のSペースを後方からの競馬で4着。直線詰まって追い出しが遅れ、最後は勢いよく伸びてきましたが届きませんでした。展開も向いてませんでしたが、スムーズであれば差し切っていたようにも思います。勝馬はその後安田記念6着のレッドモンレーヴでメンバーレベルは高く、後方から来たのはアヴェラーレとレッドモンレーヴだけでしたので能力は高い。
3走前の豊橋Sは重馬場で前半37.0のSペースを中団前目からの競馬で1着。展開は向いたとはいえないなかで、終始外を回す競馬でロスはありましたが差し切り強い内容。2着以下でその後3勝Cを勝ち上がっている馬もいるのでメンバーレベルはこのクラスでは低くなかったです。
末脚の威力はかなりある。レッドモンレーヴよりやや劣るくらいの能力なので、G1でなければマイル戦線では能力高い部類。右回りは14着に敗れたNZT以来。このときは直線すごい脚で伸びてきたところで、立ち上がるくらい詰まってしまったので参考外で大丈夫です。なので右回りも特に問題ないと思います。
◾️インダストリア
前走の京成杯AHは前半34.6のMペースを後方からの競馬で7着。グラニットが離して逃げてたので2番手以下はかなりSペースだったように思います。最終コーナーは外を回し、直線は伸びてはいましたが前とは差が縮まりませんでした。TBも内有利で展開も向きませんでしたし、斤量も58キロで重めだったのでそこまで評価を下げなくてもいいかなと思います。
2走前のエプソムCは前半1000mが58.3のMペースを中団前目からの競馬で7着。終始インコースをロスなく走れ、直線は前にいた馬と同じような脚色で差は縮まらず、後ろからの馬にも交わされてしまいました。斤量58キロで重かったですし、道中折り合い欠いていたとのコメントあり。
3走前のダービー卿CTは前半35.4のSペースを中団からの競馬で1着。外を回して勝ったので強い内容でしたが斤量は56キロと軽かった。2着のジャスティンカフェよりは能力劣る印象。右回りが合うとのコメントあり。
マイルのトップどころと比べると能力劣りますが、G2.3レベルなら能力上位。1400は未知数ですが、前走も見直せる内容なので人気ないならおもしろい1頭。
◾️ウイングレイテスト
前走の京成杯AHは前半34.6のMペースを2番手からの競馬で2着。グラニットが離して逃げてたので2番手以下はかなりSペースだったように思います。展開はかなり向きましたし、終始インコースを走れTBも向きました。59キロのソウルラッシュに交わされてしまったのだマイルのトップどころとは差がある印象。
2走前の中京記念は前半34.6のMペースを中団前目からの競馬で4着。ウイングレイテストより外を回したディヴィーナやルージュスティリアに交わされてしまいました。斤量が重かったことを考慮してもディヴィーナよりは能力劣る印象で、ルージュスティリアとは互角くらいのイメージです。
3走前の米子Sは前半33.7のHペースを先行し4着。ペースや斤量を考えると強い内容でした。緩さが残る仕上がりだったとのコメントあり。
ダービー卿CTの内容だとインダストリアよりは能力劣る印象。ただインダストリアは中山得意なので今回の京都だと優劣は未知数。重賞で好走するには展開やTBの助けが必要だか、今回は逃げ馬不在で展開向く可能性もある。
◾️ウインマーベル
前走のスプリンターズSは出遅れて前半33.3のMペースを中団からの競馬で6着。終始インコースを走り直線も伸びてましたが差はあまり縮まりませんでした。道中でポジションを上げて出遅れのリカバリーをしましたが、それによって脚を使ってしまったかもしれません。
2走前のキーンランドCは挫石で調教が中間順調じゃなかったですし、レースもスタートで接触して最後方付近からの競馬になってしまいました。このレースは参考外で大丈夫です。
3走前の京王杯SCはSペースを中団前目のポジションからで2着。1着が安田記念6着のレッドモンレーブ、4着が関屋記念1着のアヴェラーレとメンバーレベルは高かったので強い内容でした。
2着だった京王杯SCのメンバーに比べると今回のほうがメンバーレベルは下がる印象。スタートさえしっかり出れれば好走できる能力はあり人気ないならおもしろい1頭。ただアヴェラーレのほうが能力は高そう。
◾️エクセトラ
前走のUHB賞は前半34.4のSペースを中団からの競馬で4着。1.2.3番手がそのまま馬券内という前残りで展開向きませんでした。ただOPで苦戦してる斤量重いレッドベルオーブと脚色同じでしたので、能力的にはこのクラスではそこまで高くないかも。
2走前のTVh賞は前半33.3のMペースを中団からの競馬で1着。外を回す競馬で差し切り強い内容でしたが、メンバーレベルはあまり高くない印象。
スプリントのOPを展開向かなかったとはいえあっさり負けてしまった馬がマイルの強豪相手に好走できるかはやや疑問。モレイラさんで人気も高そうだしあまり買いたいとは思わない。
◾️カイザーミノル
前走の中京記念は前半34.6のMペースを先行して11着。特に問題ないレース内容でしたが直線伸びず力負けな印象。
2走前のパラダイスSは前半35.1のSペースを後方からの競馬で15着。展開向きませんでしたが諦めて全然ムチも打ってなかったようにも見えました。能力がわかりづらい負け方。
3走前の東京新聞杯は前半34.4のMペースを後方からの競馬で12着。特に問題ないレース内容でしたが直線はあまり伸びなかったので力負けな印象。
近走の内容見ると今の力では重賞は厳しそう。
◾️グレナディアガーズ
前走の高松宮記念は不良馬場で前半35.6のMペースを最後方からの競馬で5着。最後方からよく伸びてきましたが届きませんでした。道悪適正は高そう。
2走前の阪急杯は前半33.9のMペースを先行しましたが7着。外を回す競馬だったとはいえ同じように先行した馬が上位を占めてるので展開は向いていました。高速決着すぎたのか敗因はわからず。脚が溜まらず力を出しきれなかったとのコメントあり。
3走前の阪神Cは前半33.4のHペースを中団からの競馬で2着。外を回し直線伸びましたが僅かに競り負けました。特に問題のないレース内容でした。
能力は高いですが高速決着はあまり得意じゃないかも。2着になった阪神Cもその後あまり好走してない馬と僅差なので能力抜けてる印象はない。有力馬の1頭ですが阪急杯の1倍台は過剰人気だったか。オッズ次第で検討。
◾️サブライムアンセム
前走のポートアイランドSは稍重で前半35.9のSペースを先行して6着。スタート後にめちゃくちゃ折り合いを欠いていてそこで力を使ってしまったか。斤量も57キロで重かったですし、この負けで評価を落とさなくてもいいかも。
2走前の中京記念は前半34.6のMペースを中団からの競馬で5着。やや道中折り合い欠いてましたが直線はじわじわ伸びてました。斤量差を考えるとルージュスティリアより能力は高いかも。
3走前のVMは前半34.2のMペースを後方からの競馬で13着。出遅れて後方からになり見せ場はありませんでした。
近走は斤量重かったり出遅れたりと見直せる部分は多い。出遅れ癖があるので注意が必要ですが、ちゃんと走れれば阪神牝馬Sでも2着に来てるように能力は高い。1400への距離短縮もプラスな印象で鞍上は池添さん。人気ないならおもしろい1頭。
◾️スマートリアン
前走の北九州記念は前半32.9のHペースを後方からの競馬で4着。ペースは速かったので展開は向いた印象ですが、外を回す競馬でスプリンターズSで好走したママコチャとジャスパークローネと僅差。斤量も55キロで重めだったので悪くない内容。
2走前の福島TVOPは前半34.2のMペースを中団からの競馬で1着。外有利のTBを外から差してきたのでそのあたりは向いた印象。メンバーレベルもそこまで高くはない。
3走前の鞍馬Sは不良馬場で前半34.7のMペースを中団からの競馬で10着。あまり伸びず見せ場なし。道悪適正の差は出たかも。
1200mならどこかで穴を開けそうな雰囲気あるけど、1400mでマイルでも活躍してる馬と比べるとちょっと能力劣りそう。
◾️ダノンスコーピオン
前走の中京記念は前半34.6のMペースを後方からの競馬で12着。良いところありませんでしたが、斤量59キロでしたし、ややスタート出遅れたり最終コーナーはかなり大外を回したりと見直せる部分はある。あまり評価を下げ過ぎなくてもいいかも。
2走前の安田記念は前半34.2のMペースを先行して13着。レース内容は問題ありませんでしたが直線伸びませんでした。
3走前の京王杯SCは前半34.9のSペースを中団からの競馬で11着。インコースをロスなく走りましたが直線伸びませんでした。斤量58キロとはいえ良いところなし。
今回も斤量重いですし買いたい要素はあまりない。着順ほどは負けてない印象なのでかなり人気ないなら検討。
◾️タマモブラックタイ
前走のオパールSは前半33.6のMペースを中団からの競馬で4着。直線はちょっと包まれて追い出し遅れました。斤量56キロで3歳にしては重めだったので健闘できたかなと思います。良馬場でしたが雨が降って渋ったのがよかったとのコメントあり。
2走前の葵ステークスは前半33.9のMペースを先行して9着。大外枠から終始外を回す競馬で厳しく、直線は伸びませんでした。時計のかかる馬場のほうがいいとのコメントあり。
3走前のNHKマイルCは稍重で前半34.3のMペースを先行し10着。一瞬先頭に立ちましたが、後続に交わされてしまいました。稍重で馬場状態は向いていました。距離が長いと決めないほうがいいとのコメントありましたが、やはり若干長いイメージ。
1400なら見直し可能ですが能力は少し足りない印象。道悪になれば検討。
前編は以上です。
まとめ
ということで
前編の馬たちでは
アヴェラーレ
インダストリア
ウイングレイテスト
ウインマーベル
グレナディアガーズ
サブライムアンセム
の6頭に注目したいと思います！
アヴェラーレが能力的には1番高そう。
ウインの2頭は今回のメンバー構成で1400なら先行して良い位置とれそう。
サブライムアンセムは参考外の負けが続いてるので買い時な感じ。
また明日後編投稿します。
ご覧いただいてありがとうございました！
