出走予定馬の過去レース分析
◾️アグリ
前走のセントウルSは開幕週の内前有利のTBを後方11番手からの競馬で2着。終始インコースをロスなく走れてましたが、前半33.5秒でペースは遅く展開が向きませんでした。能力的には勝馬のテイエムスパーダより高そう。
2走前のチェアマンズスプリントは海外レースなので参考外で考えますが、道中は中団からの競馬で直線も伸びずに5着で良いところはなし。
3走前の高松宮記念は後方勢が上位を占めるなかで先行して7着。直線進路が無くなる不利ありましたが交わされてからなのでそれがなくても馬券内はなかった感じ。綺麗な馬場でやりたかったとのコメントあり。道悪適正の差は出たかも。
ここ2走のレース内容から本番も後方からの競馬の可能性高そう。本番はペースも前走より速くなると思うので、展開は前走よりも向きそうです。極端に後方だと差し届かずの可能性はありそうですが、後方勢の馬では1番強いと思いますので勝つ可能性も十分ある1頭です。
◾️ウインマーベル
前走のキーンランドCは挫石で調教が中間順調じゃなかったですし、レースもスタートで接触して最後方付近からの競馬になってしまいました。このレースは参考外で大丈夫です。
2走前の京王杯SCはSペースを中団前目のポジションからで2着。1着が安田記念6着のレッドモンレーブ、4着が関屋記念1着のアヴェラーレとメンバーレベルは高かったので強い内容でした。
3走前の高松宮記念は大外枠から中団のポジションから競馬をしましたが10着。ポジションは1.2着馬と同じようなところにいたので悪くなかったと思いますが、道悪適正の差が出たかもしれません。
京王杯のメンバーレベルも高かったですし、去年のスプリンターズSでも2着に好走してますので能力は高いです。前走の大敗で人気が落ちるタイミングかなと思うので、内枠をひいて先行できそうならおもしろそう。
◾️エイシンスポッター
前走のセントウルSは出ムチを入れましたがポジションは上がらず後方からの競馬で7着。Sペースでしたし開幕週で前が止まらず展開は向きませんでした。良い末脚は持っていますがアグリのほうが能力は高そうな感じです。
2走前のCBC賞は前残りの競馬を後方からで展開向きませんでした。斤量も重めでしたし、直線も詰まって進路を変えながら上がり3Fは最速だったので能力は高いです。
3走前の鞍馬SはMペースを後方からの競馬で1着。直線は鋭い末脚で馬群を割って伸びて強い内容でした。不良馬場だったので適正の差はあったかもしれません。
常に良い脚は使えてますがポジションが後ろになりすぎる印象。前崩れになれば差して来れる可能性ありますが、過去のスプリンターズSの4角10番手以下の成績を見てもなかなか厳しそう。末脚の力もアグリのほうが高そうな感じ。
◾️オールアットワンス
前走のアイビスSDは内枠から外ラチにポジション移動し差し切って勝ちました。好騎乗でしたし、差し決着だったので展開は向いた感じです。
千直では能力高いと思いますが、1200mでの実績は無くいきなりG1で好走できるかは疑問。アイビスSDの2.3着馬もトキメキとロードベイリーフで1200mの重賞では好走できていないレベル。
◾️キミワクイーン
前走のキーンランドCは後方からの競馬で7着。伸びない内を通ったので厳しかったですし、先行勢が上位を占めてるので展開も向かなかったかも。
2走前の函館SSはHペースを後方からで展開は向きましたが、直線は鋭い末脚で伸びて1着。平坦コースが合ってるとコメントがありました。
3走前の春雷SはHペースを先行し展開は向きませんでしたが、インコースをロスなく走り2着。重馬場で荒れた内を通ってマッドクールと接戦だったので強い内容でした。
春雷Sの斤量やコーナー回った位置を考えるとマッドクールのほうが能力は少し高そう。函館SSは強い勝ち方でしたが、平坦が合ってるとのコメントあるので中山のG1だとちょっと厳しいかも。
◾️ジャスパークローネ
前走の北九州記念は好スタートからテイエムスパーダやスティクスなどとの先頭争いを制し、速めのペースで逃げて1着。2着のママコチャが斤量少し重くやや外回して僅差なので、能力はママコチャのほうが高いかも。
2走前のCBC賞は開幕週で内前有利のなかで、やや遅いペースで逃げることができ展開が向きました。斤量も55キロと軽く、2着に同じように先行した3勝Cを勝ててないサンキューユウガがきてるのでハマった感はあり。
3走前の函館SSは先頭には拘らず2番手からの競馬で16着。やや速いペースでしたがジャスパークローネにとってはそこまで厳しい流れではなかったと思いまので、逃げれないと能力発揮できないかも。
函館SSは浜中さんでしたが、ここ2走は団野さんで思い切って逃げてるので、今回も逃げに拘る競馬になるかなと思います。テイエムスパーダよりテンのスピードは速いのでハナには立てる可能性高そうです。CBC賞ほどの内前有利のTBにはならなさそうですし、北九州記念の着差を見ると逃げ切れるかは若干疑問。前に行く馬では1番強いので前残りには警戒が必要。
◾️ジュビリーヘッド
前走のキーンランドCはやや速めのペースを先行して6着。レース内容は問題なかったですが直線は上位馬に比べてあまり伸びませんでした。
2走前の函館SSはHペースを先行したので展開は向きませんでしたが2着。勝馬のキミワクイーンのほうが展開は向いたので強い内容でした。
3走前の春雷Sは不利などはありませんでしたが直線あまり伸びず9着。重馬場が合わなかったのかポジションが後ろすぎたか能力的には負けすぎな印象。
ある程度の能力はありますが、洋芝で買いたい馬。オーシャンSを見た感じだとG1では若干能力が足りない印象。
◾️テイエムスパーダ
前走のセントウルSはMペースで逃げて1着。ハナ争いは激しくならず開幕週でTBも向きました。レース内容的にはアグリのほうが能力は高そうですが、楽に逃げれると重賞でも通用する。
2走前の北九州記念はHペースを2番手からの競馬で13着。展開向かず直線入ってすぐ後続に交わされました。
3走前のCBC賞は前残りの展開を2番手からの競馬で展開向きましたが8着。
逃げれれば前走の再現もあるかもしれませんが、今回はジャスパークローネのほうが逃げそう。セントウルSほど内前有利のTBではないと思うので、前回ほどの力を発揮できるかは微妙。
前編は以上です。
まとめ
ということで
前で残るならジャスパークローネ。ただ今までのレース内容や今回の展開を考えるとアグリ、ナムラクレア、ママコチャあたりには差されそうな感もあり。ウインマーベルは能力高く去年の2着馬ですし、人気ないなら積極的に買いたい1頭。
前編の馬たちでは
アグリ
ウインマーベル
ジャスパークローネ
の3頭に注目したいと思います!
また明日後編投稿します。
ご覧いただいてありがとうございました!