阪神JF 出走馬の過去レース分析

週中考察

出走馬の過去レース分析

アスコリピチェーノ

前走の新潟2歳Sは前半600m35.4のSペースを中団からの競馬で1着。直線は外から伸びて、逃げて展開向いた2着馬のショウナンマヌエラをゴール直前で交わしました。2着のショウナンマヌエラが次走のアルテミスSで展開向いたなかで5着、3着のクリーンエアが次走のデイリー杯2歳Sで8着なのでメンバーレベルはあまり高くないかも。

2走前の新馬戦は前半600m36.4のSペースを後方からの競馬で1着。展開向かないなかで差し切ったので強い内容ですが、メンバーレベルはあまり高くない。

2連勝で重賞勝馬なので能力はある。ただ2戦とも戦ってきた相手のレベルはあまり高くない。アルテミスSの内容からショウナンマヌエラを基準に比較するとサフィラのほうが強そうな印象もある。

カルチャーデイ

前走のファンタジーSは前半600m34.1のHペースを先行して1着。終始インコースをロスなく走り、直線は外に出して残り200mくらいで先頭に立ち、最後は迫られましたが粘りました。2着から5着までは中団より後ろから差してきた馬ばかりだったので、唯一先行して残り悪くない内容。人気薄だったのでフロック視されそうですが能力はそこそこありそう。ただそもそもレースレベルがどうかという感じもある。

2走前の未勝利戦は稍重で前半600m34.0のMペースを先行し1着。直線は詰まって追い出し遅れましたが、進路ができると伸びて差し切りました。メンバーレベルはあまり高くないですが、見た目以上には強い内容。

ここ2戦の内容は悪くはない内容で連勝。前走がフロック視されそうな感じもありますが、たしかに阪神1600mになって距離も含めてプラスになるとはあまり思わない。内枠ひいてロスなく先行できれば好走の可能性もありそう。

キャットファイト

前走のアスター賞は稍重で前半600m35.1のMペースを先行して1着。先行して上がりは断トツで最速で圧勝で強い内容。ただ2着のバスターコールは函館2歳S6着などメンバーレベルはあまり高くない。

2走前の未勝利戦は前半600m36.1のSペースを中団からの競馬で1着。直線進路なく追い出し遅れましたが進路できてからは伸びて差し切って完勝。2着馬がその後勝ち上がっておりメンバーレベルは低くはないですが高くもない感じ。

新馬戦はボンドガールやコラソンビートには完敗で直線も離されていた。連勝中の内容は完勝で末脚の力もあるがメンバーレベルはあまり高くない。競馬場は違いますが右回りの1600mで良いパフォーマンス。ボンドガールなどに負けたのはあくまで新馬戦なので条件変わって逆転の可能性もあるかも。

クイックバイオ

前走のファンタジーSは前半600m34.1のHペースを出遅れて後方からの競馬で7着。最終コーナーは真ん中外目を回して直線入りましたが差は縮まらず。ポジションがもう少し前ならもうちょっとやれたかもしれませんが、脚色は前にいた上位馬と同じような脚色だったのであまり強さは感じない負け方ですが、上位と能力差が大きくあるかというとそこまででもなさそう。

2走前のききょうSは前半600m34.9のMペースを先行して1着。レース内容は特に問題のない内容で残り200mで先頭を交わし抜け出しました。6頭立てでレースはしやすかったですし、ファンタジーS4着のセントメモリーズが2着でしたがメンバーレベルはそこまで高くない。レース内容的には2着のセントメモリーズのほうが強そうな感じ。

前走の内容だと少し力足りなさそうだけど、出遅れずに先行できていればどうなってたかは気になるところ。内枠ひいて先行できれば好走の可能性もなくはない気もする。他の馬もめっちゃ強そうという馬もいないので、前走4番人気からの人気落ちなら妙味はあるかも。

コスモディナー

前走のクローバー賞は稍重で前半600m36.7のSペースを中団からの競馬で1着。大外を回して勝ちきり強い良い内容でしたが、メンバーレベルはあまり高くない。距離短縮が良かったとのコメントあり。

2走前のコスモス賞は前半1000m1:01.3のSペースを先行して2着。コーナーで上がっていき直線入口では先頭のエコロヴァルツに並びかけましたが離されてしまいました。かかっていたとのコメントあり。

強さをあまり感じませんがクローバー賞ではファンタジーS2着のドナベティに勝っているのでそこそこ能力はありそう。

コラソンビート

前走の京王杯2歳Sは前半600m34.2のMペースを中団からの競馬で1着。レース内容は問題なく強い内容でしたが、1200mのスプリント戦から参戦してきた馬が多くメンバーレベルは疑問。ただ唯一の牝馬で牡馬に勝ったのは評価できる。

2走前のダリア賞は前半600m34.7のMペースを後方からの競馬で1着。レース内容は問題なく、外から楽に差し切り完勝。メンバーレベルはあまり高くない。

新馬戦ではボンドガールに力負けな印象。その後連勝し重賞も勝ってるので能力はありますが戦ってきたメンバーはあまり強くない印象。

サフィラ

前走のアルテミスSは前半600m35.9のSペースを中団からの競馬で2着。勝馬のチェルヴィニアのほうがやや展開は向きましたが、チェルヴィニアは追い出しが遅れ、追い出してからは離されていたので能力差は着差通りある印象。

2走前の未勝利戦は前半1000m1:01.7のSペースを後方からの競馬で1着。外を回しての完勝でしたが、6頭立ての少頭数で競馬はしやすかったですし、メンバーレベルも低かったです。

チェルヴィニアとは能力差ありそうですがアルテミスS2着でしたし牝馬の中では能力高そう。3着だった新馬戦は直線でラチにぶつかる内容だったので参考外。チェルヴィニアを基準に比較するとボンドガールより少し能力は劣りそう。

シカゴスティング

前走のファンタジーSは前半600m34.1のHペースを中団からの競馬で3着。最終コーナーはインコースを回し、直線もインコースから伸びましたが届きませんでした。2着のドナベティとは直線入口でほぼ同じ位置で同じような脚色でした。

2走前のフェニックス賞は前半600m35.6のSペースを先行し1着。圧勝でしたが中央の勝利経験馬がシカゴスティングしかいないメンバーでメンバーレベルはかなり低い。

ファンタジーSの内容的にはカルチャーデイやドナベティのほうを優先したい感じもするけどそこまで差はない。阪神1600に舞台が変わるのでカルチャーデイを交わせる可能性はありそう。ただ新馬戦ですがアルテミスS5着、新潟2歳S2着のショウナンマヌエラに負けてる。これは位置取りの差で能力的には互角くらいの印象。ということを考えると新潟2歳S勝馬のアスコリピチェーノやアルテミスS2着のサフィラを優先したいとも思う。

スウィープフィート

前走の白菊賞は前半600m36.9のSペースを後方からの競馬で2着。展開は全く向かないなかで追い込んできており1番強い内容。

2走前の未勝利戦は前半600m34.1のMペースを中団からの競馬で1着。終始外を回し勝ったので強い内容。

前走は評価できる内容。前走の3着ヒヒーンはファンタジーS5着で弱くはない。ファンタジーS組より評価したい馬。

ステレンボッシュ

前走の赤松賞は前半600m35.7のSペースを先行して1着。向正面でポジション下がる不利があり、外を回して差し切ったので、着差以上に評価できる内容。僅差の4着にアルテミスS8着のミエノブラボーが来てるのでメンバーレベルは疑問。

2走前のサフラン賞は前半600m35.4のMペースを後方からの競馬で2着。外を回して伸びてきて悪くない内容でしたが勝馬に僅かに届かず。東スポ杯10着のテリオスルルが3着に来ておりメンバーレベルは疑問。

過去レースは不利があったり外を回したりの競馬で好走してるので見た目以上には能力高そう。ただ戦ってきた相手はあまり強くない。

スプリングノヴァ

前走のサフラン賞は前半600m35.4のMペースを中団からの競馬で1着。インコース寄りを終始走りレース内容は問題ありませんでした。2着馬のステレンボッシュのほうが外を回してハナ差だったので、ステレンボッシュのほうが少し能力は高いかも。そのステレンボッシュは次走の赤松賞で1着になっていて能力はある馬。ただ僅差の3着のテリオスルルは次走東スポ杯で10着の完敗。

2走前の新馬戦は前半600m36.4のSペースを逃げて1着。完勝でしたが展開向いてメンバーレベルも弱かったです。

ステレンボッシュより能力は劣りそうですが勝っているので弱くはない。内枠をひいて先行できれば可能性はなくはない。

テリオスルル

前走の東スポ杯は前半1000m59.1のMペースを逃げて10着。残り300mくらいで捕まり見せ場なく力負けな印象。

2走前のサフラン賞は前半600m35.4のMペースを先行して3着。レース内容は問題なく能力は発揮できた印象。位置取りを考慮すると着順通り1.2着馬のほうが能力は高そう。

2走前はステレンボッシュのほうが強い内容ですが僅差。牝馬戦ならやれなくもないかもしれませんが、さすがに前走負けすぎな印象。

ドナベティ

前走のファンタジーSは前半600m34.1のHペースを中団からの競馬で2着。終始ラチ沿いをロスなく走り、直線もラチ沿いから伸びましたが僅かに届きませんでした。

2走前のすずらん賞は前半600m33.8のMペースを後方からの競馬で1着。大外を回して楽な手応えで直線交わしたので強い内容ですが、メンバーレベルはあまり高くない。能力は高いけど難しい馬とのコメントあり。

3走前のクローバー賞は稍重で前半600m36.4のMペースを先行して5着。終始かかっていて道中は手綱を引いていました。そのまま直線も伸びず力を出せてない印象。

後方からの競馬に変えてからのここ2戦の内容は良い。さらなる距離延長でかかるリスクもあるのである程度ペースは流れてほしい印象。ファンタジーSのように内枠をひいてインコースで脚を溜めればと思うけど、そもそもファンタジーSのレベルがどうなのか。

ナナオ

前走のもみじSは重で前半600m37.6のSペースを逃げて1着。完勝でしたが展開向いてましたし、メンバーレベルは高いとは言えないですが、秋明菊賞2着のタイセイレスポンスに勝ってるのでそこそこ能力はありそう。

2走前の函館2歳Sは重で前半600m34.7のMペースを先行して2着。終始インコースをロスなく走りましたが、外から勝馬のゼルトザームに交わされてしまいました。函館2歳Sに出走していた馬でその後好走している馬がいないのでメンバーレベルはあまり高くないかも。好走はしましたが道悪はあまり良くないとのコメントあり。

道悪で好走してるので得意かと思いきや、良馬場のほうが良さそうとのジョッキーコメントあり。戦ってきた相手はあまり強くなさそうですが、良馬場でさらにパフォーマンスが上がる可能性もある。内枠ひいてロスなく走れれば好走の可能性もあるかも。

ニュージェネラル

前走は不良馬場で適正の差もあったかも。メンバーレベルもあまり高くなさそうで強さは感じず。

プシプシーナ

前走の白菊賞は前半600m36.9のSペースを逃げて1着。展開は向いたのでそこまで評価はできない。ファンタジーS5着のヒヒーンと同じくらいの能力か。

2走前の新馬戦は前半600m35.3のSペースを先行して1着。展開は向きましたし斤量52キロで軽かった。メンバーレベルもあまり高くない印象。

ファンタジーS組よりも優先度は低めで今回は買わないかな。

ミライテーラー

ダートしか走っておらず芝でどの程度やれるか未知数。いきなりG1で好走は厳しそう。

ボンドガール

前走のサウジアラビアRCは前半600m34.9のMペースを出遅れて後方からの競馬で2着。道中は終始頭を上げてかかっていました。展開を考えると1.2.3着は着順通りの能力な印象。4着のレーヴジーニアルとは着差はあまりなかったですが、レーヴジーニアルは逃げて終始ラチ沿いを走っていてTBも展開も向いていたので、着差以上に能力差はありそう。ただレーヴジーニアルは次走の秋明菊賞で4着に負けていてあまり強くはない。3着のシュトラウスは次走の東スポ杯で勝っていてある程度の能力はあるけど東スポ杯もレースレベルが高いかはちょっと疑問。

2走前の新馬戦は前半600m37.1のSペースを先行して1着。レース内容は問題なく強い内容。その後2着のチェルヴィニアがアルテミスSで1着、3着のコラソンビートが京王杯2歳Sで1着とメンバーレベルはかなり高い。

前走は折り合い欠いていたり不安要素はあるものの、シュトラウス、チェルヴィニア、コラソンビートの重賞勝馬に先着していて能力は高い。

ルシフェル

前走の萩Sは前半1000m1:01.3のSペースを中団からの競馬で1着。展開は向いてないなかで差し切って強い内容でしたが、6頭立ての少頭数でレースはしやすかった。

2走前の未勝利戦は前半1000m1:05.0のSペースを後方から道中捲っていく競馬で1着。圧勝でしたかメンバーレベルは低い。

2着だった新馬戦は勝馬のエコロヴァルツのほうが展開は向いていましたので能力差はそこまでない印象。エコロヴァルツは次走のコスモス賞で6馬身差の圧勝で勝っておりルシフェルも能力高い可能性ある。ただかなりのSペースでも中団からの競馬になっていて、マイル未経験ってのもあり追走で苦労する可能性もある。

まとめ

かなりな混戦模様。
戦ってきた相手はボンドガールが1番強くて能力も高そうだけど、折り合いに不安はあるし逆転できないほど能力は抜けてない印象。
重賞のレースレベルはサウジアラビアRC>東スポ杯=アルテミスS>京王杯>新潟2歳>ファンタジー>函館2歳のようなイメージ。
仮にファンタジー組を消すと残るのは
アスコリピチェーノ
キャットファイト
コスモディナー
コラソンビート
サフィラ
ステレンボッシュ
スプリングノヴァ
ナナオ
プシプシーナ
ボンドガール
ルシフェル

まだまだいっぱい笑 枠が出てからまた絞ろう。
過去レース分析は以上です。ご覧いただいてありがとうございました。

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