菊花賞 出走馬の過去レース分析 前編

週中考察

出走馬の過去レース分析

◾️ウインオーディン

前走のセントライト記念は前半1000mを1:00.1のMペースを最後方付近からの競馬で6着。2着のソールオリエンスの後ろを大外を回して直線入り伸びましたが上位馬には届きませんでした。かなり大外を回したのでキングズレインやセブンマジシャンとはそこまで能力差はないかも。

2走前の阿賀野川特別はやや速めのMペースを出遅れて後方からの競馬で2着。道中で捲っていき直線入口では3番手まで上がっていましたが、逃げた勝馬を捕らえれませんでした。勝ったリビアングラスは京都新聞杯で3着になってるので弱くないですが、その京都新聞杯もSペースで逃げて展開向いたものなので、リビアングラスを基準に考えると世代のトップとは力の差が少しありそうです。

3走前の皐月賞はHペースを後方からで展開向きましたが8着。上位馬に比べて伸びない内を走ったとはいえ離されてしまったので、能力差は少しありそうです。道悪は得意じゃないとのコメントあり。

能力は低くはないですが、ソールオリエンスなどのトップどころと比べると能力差はある感じ。今回のメンバーだと厳しそう。

◾️サヴォーナ

前走の神戸新聞杯は前半1000mを1:01.2のSペースを3番手からの競馬で2着。終始インコースをロスなく走り展開は向きました。ファントムシーフを交わしたのである程度の能力はありそうです。まだ馬体も緩いとのコメントあったのでまだ良くなりそう。

2走前の信夫山特別は出遅れましたが押して前に出て前半1000mが1:03.6のSペースで逃げました。展開は向きましたが完勝で強い内容。ただ2勝Cなのでメンバーはあまり強くない。

3走前の青葉賞は前半1000m1:00.4のMペースを中団から早めにポジションを上げる競馬で6着。結果的には後方の馬で決着したので仕掛けが早かったかもしれません。

好走してる近2走はSペースで展開向いた印象。菊花賞は初の3000mのレースなので基本的にはペースは遅くなりがちですが去年みたいな速いケースもある。今回はパクスオトマニカとリビアングラスが競り合うとSペースにならない可能性もあり。ただ神戸新聞杯はファントムシーフに先着しての2着で能力低くなく、あまり人気になるようなタイプでもないので注目したい。

◾️サトノグランツ

前走の神戸新聞杯は前半1000mを1:01.2のSペースを中団からの競馬で1着。展開は向きませんでしたが道中はインコースをロスなく走り、直線は進路が狭い中で切り替えながら抜け出し着差以上に強い内容。全体時計が速いレースは得意じゃないとのコメントあり。

2走前のダービーは前半1000mが1:00.4のMペースを後方からの競馬で11着。逃げたパクスオトマニカはMペースでしたが、2番手以降はかなり離れていたので2番手以降はSペースでした。直線入った段階である程度前にいた馬が好走していて、後方の馬には展開が向きませんでした。同じように後方にいたファントムシーフ、シャザーン、トップナイフが次走好走してるので、この着順で能力を判断しないほうが良さそうです。

3走前の京都新聞杯は前半1000m1:03.8の超Sペースを中団前目からの競馬で1着。前残りの展開を差し切り着差以上に強い内容でしたが、僅差だった2着のダノントルネードが3勝Cで8着、4着のマキシが1勝Cで7着と負けてるのでメンバーレベルはそこまで高くないかも。

サヴォーナ、ファントムシーフよりは強そうだけど、神戸新聞杯で終始外を回して4着だったハーツコンチェルトより強いかはまだわからない感じ。とはいえダービーは参考外でいいですし、常に速い上がりは使えてて底は見せてないので人気通り有力馬の1頭。

◾️ショウナンバシット

前走の神戸新聞杯は前半1000mを1:01.2のSペースを後方からの競馬で7着。展開は向きませんでしたが道中はインコースをロスなく走り、直線はラチ沿いをじわじわ伸びていました。上位馬には脚色で劣り離されてしまいました。

2走前のダービーは前半1000mが1:00.4のMペースを最後方からの競馬で16着。逃げたパクスオトマニカはMペースでしたが、2番手以降はかなり離れていたので2番手以降はSペースでした。直線入った段階である程度前にいた馬が好走していて、後方の馬には展開が向きませんでしたが、終始インコースをロスなく走れました。展開向かないにしてもちょっと負け過ぎな印象。

3走前の皐月賞は重馬場で前半1000mが58.5のHペースを中団からの競馬で5着。最終コーナーでポジションを上げていき直線入口では先頭集団にいました。そこからタスティエーラには離されてしまったので着順通りちょっと能力は劣りそう。伸びない内を通って健闘したので良い内容でしたが道悪適性が高い可能性はあり。

皐月賞は悪くない内容で能力は低くない。神戸新聞杯では外からハーツコンチェルトに交わされてるので能力は着順通り劣る印象。良馬場だとちょっと厳しそう。道悪の皐月賞でソールオリエンスやタスティエーラにも力負けしてるので、今回道悪だとしても3番手候補に入るかどうか。

◾️シーズンリッチ

前走の神戸新聞杯はは前半1000mを1:01.2のSペースを2番手からの競馬で10着。展開向いたなかで直線すぐに垂れてしまったので良いところはありませんでした。瞬発力勝負では厳しかったとのコメントあり。

2走前のダービー は前半1000mが1:00.4のMペースを3番手からの競馬で7着。逃げたパクスオトマニカはMペースでしたが、2番手以降はかなり離れていたので2番手以降はSペースでした。展開は向きましたが直線はすぐに垂れてしまったので力負けな印象。

3走前の毎日杯は前半1000m59.2のやや遅めのMペースを5番手からの競馬で1着。インコース寄りを終始走れ、2着のノッキングポイントが最終コーナーでポジションが下がり外を回す競馬だったので、能力差で勝ったというより位置取りの差で勝った印象。

ノッキングポイントに先着してるのはある程度評価できますが、ダービーと神戸新聞杯の内容的には世代の上位馬とは能力差がある印象。

◾️ソールオリエンス

前走のセントライト記念は前半1000mを1:00.1のMペースを後方からの競馬で2着。最終コーナーはかなり大外を回すロスのある競馬でしたが直線は伸びました。勝ったレーベンスティールのほうが内寄りを走れていたので着差ほど能力差はなさそう。シャザーンをあっさり交わしているのでやはり世代の中では能力高い。

2走前のダービーは前半1000mが1:00.4のMペースを先行して2着。逃げたパクスオトマニカはMペースでしたが、2番手以降はかなり離れていたので2番手以降はSペースでした。直線はじわじわ伸びましたが前にいたタスティエーラを僅かに交わせませんでした。タスティエーラとはポジションの差で能力差はない印象。左回りだと内に倒れる仕草があったとのコメントあり、右回りのほうが相性良さそう。

3走前の皐月賞は重馬場で前半1000mが58.5のHペースを後方からの競馬で1着。展開は向きましたが上がり3Fが35.5と2位の36.4と比較してもかなり速く、加速ラップで勝ったので強い内容でした。

皐月賞の勝ち方は豪快ですが展開はかなり向いた印象。ダービーは先行してこちらも展開向きましたが上位争いは僅差。能力はもちろん高いですが抜けた存在ではない感じ。右回りのほうが合うのかも。

◾️タスティエーラ

前走のダービーは前半1000mが1:00.4のMペースを先行して競馬で1着。逃げたパクスオトマニカはMペースでしたが、2番手以降はかなり離れていたので2番手以降はSペースでした。勝ちましたが展開は向きましたので他の上位馬とは能力差はない感じ。

2走前の皐月賞は重馬場で前半1000mが58.5のHペースを先行して2着。先行勢総崩れの展開で唯一残ってるのでかなり強い内容。

3走前のディープ記念は前半1000m1:01.0のSペースを先行して1着。展開は向きましたが他の有力馬も先行して展開向いていたのでこのメンバーでは能力は1枚上の印象。

ダービーは展開向いての1着ですが、皐月賞は展開向かないなか2着で能力はもちろん高い。ソールオリエンスやハーツコンチェルトとは能力互角の印象。3000mでも問題なく折り合えそう。

◾️ダノントルネード

前走の日本海Sは前半1:00.5のやや遅めのMペースを先行して8着。展開は向きましたが直線は全く伸びず。能力的にはここまで負ける馬ではないかなと思うので負け過ぎな印象。評価を落とし過ぎなくてもいいかも。

2走前の京都新聞杯は前半1000m1:03.8の超Sペースを先行して2着。終始インコースを走り展開も向きました。1着のサトノグランツが中団からの競馬だったので着差以上に能力差はあるかも。

3走前の3歳1勝Cは前半1000mが1:00.5の遅めのMペースを後方からの競馬で2着。勝馬のフリームファクシより展開向かなかったので能力的には互角くらいの印象。

サトノグランツよりもやや能力劣り、皐月賞とダービーであまり良い成績でなかったフリームファクシと互角くらいなので、皐月賞ダービーの上位馬とは能力差ありそう。

◾️ドゥレッツァ

前走の日本海Sは前半1:00.5のやや遅めのMペースを後方からの競馬で1着。終始インコースを走りましたが展開は向かず、1.2着が1.2番手の前残りを差し切ったので強い内容。2着のレッドラディエンスは3勝Cですでに好走してる馬で弱くはないです。

2走前のホンコンJCTは前半1000mが1:01.9のSペースを先行し1着。展開は向きましたがSペースをかなり離して逃げた2着馬を差し切ったので強い内容。

3走前の山吹賞は前半1:04.4の超Sペースを中団からの競馬で1着。スタート後に落馬しそうになりましたがすぐに立て直し、外を回して差し切り強い内容。

力関係が未知数ですが2歳の未勝利戦でサトノグランツに勝ってたり、前走もダノントルネードが惨敗したレースで勝ってたりと能力は通用しそう。勝った4レースはすべて上がり最速を使えており決め手はある。長距離得意なルメールさんへの乗り替わりも魅力。Sペースで折り合えてるので長距離戦での折り合いも不安はない。

前編は以上です。

まとめ

ということで

前編の馬たちでは
サトノグランツ
ソールオリエンス
タスティエーラ
ドゥレッツァ

の4頭に注目したいと思います!

人気どころですがやはり能力は高いかなと思います。ドゥレッツァは未知数な部分もありますが、サトノグランツを基準に考えると能力差はないと思います。この4頭では抜けた存在はいないので馬単でオッズつくならおもしろいかも。

また明日後編投稿します。

ご覧いただいてありがとうございました!

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